住民の意見を自民党議員が止めた 意見交換会

住民の怒りMAXの意見交換会

平成27年6月27日、「茅ヶ崎ゴルフ場の活用について」市と市民の間で待望の「意見交換会」が開かれました。

市長は、昨年の8月議会で「市民の意見を聞きます」と言いましたが、意見交換は行われず、市民への情報も伝えられない状態。 

やっと開かれた意見交換会は、1年もたってからでした。 

しかも、その連絡は、開催日の直前に回覧板でまわって来ました。

「いったい何人の住人に開催日が伝わったのだろう?」 

しかも午前と午後、たった一時間半の集会。 

ここに至るまでの過程で、すでに市への住民の怒りMAXです。 

会場に緊迫した空気が漂ようのは、当然のことでした。 

住民にとっては、「広域避難場所の存続」「開発で住環境を壊されたくない」という切実なな問題です。 

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茅ヶ崎ゴルフ場 
 

市民の発言を自民党議員が止めた

同じ時期に、自民党議員の「表現の自由」を軽視した発言が問題になり、議員に処分が下されました。安倍首相が、「表現の自由は民主主義の根幹」「極めて遺憾なこと」と表明する出来事があったばかりです。

谷垣幹事長は「言論の自由を軽視し、国民の信頼を大きく損ねるもの」、管官房長官は「どう考えても非常識だ」とコメント。
 
やっと、やっと開かれた、たった一時間半の意見交換会。 

市民の発言中に、その発言が議員に止められる、という出来事が起きました。

現職の市議会議員から「議事進行!」の声が飛び、市民の発言にストップがかけられたのです。 

住民からは「なぜ議員が止めるんだ」「市民の発言なのだから言わせろよ」などの声があがりました。

行政と議会は二元代表制で、議員がチェックすべき相手は行政(市長)です。

住民の意見を聞く側の議員が、市民の発言を止めたのでは本末転倒。 

さらに、発言した市民への批判を、議員は自身のフェイスブックに書き込むなどしています。

議員はフォーラムで自由に発言

しかも、この議員さん、驚いたことに市民発言は止めておいて、「茅ヶ崎ゴルフ場での開発事業案」という自分の開催するフォーラムで、パネラーとして自由に発言しています。

フォーラムでは、「134号線沿いに電車を走らせて駅長になるのが夢」と語っていた議員さん。

市民がこのフォーラムであなたの発言を止めましたか?

日常的になっている圧力的な「議事進行」

しかし、この「議事進行」は、この日の意見交換会に限って出てきたことでしょうか? 

そうは見えません。

茅ヶ崎の市議会では、日常的にこのような「議事進行」がかけられます。傍聴している市民から見れば、「なぜここで議事進行?」と思うことが多く、行政に対して追求してほしいことや、情報をオープンにして欲しいことに限って、議事進行で追求の発言が止められます。

日常的に「恫喝的」で「威圧的」とも感じる「議事進行」が続いている印象が茅ヶ崎市議会にあります。

それが、市議会の自民党議員には「当たり前でしょ」という価値観として、成立しているようです。

行政側(市長)も、こういった議事進行を利用しているのでしょうか? 
 

日頃の市議会でやってることが表に出た

このような、恫喝的な議事進行が市議会で日常的に行われているので、「市民の意見交換会」でも何とも思わず出てきたということです。

日頃の市議会でやっていることが、表になったにすぎないと思います。

そのうえ、「発言の自由」「表現の自由」を何とも思わず、さらにフェイスブックに市民への批判を書き込むという自民党議員を、茅ヶ崎でも見ることになりました。

民主性から遠い、違法に設置された会議

見えないところで、「表現の自由」を軽視して、考えが違うものをつぶすような仕組みを作って、市長側もそれを認めてしまっているならば、住民の将来にも禍根を残すでしょう。

*茅ヶ崎自民党議員の「表現の自由の軽視」 

*情報が住民に公開されないよう、タッグを組む議員 

*住民と行政の話し合いの場があまりに少ない(場を持ちました、のアリバイ作り)

*事業者の代表者が自治会のトップにいて、威圧的行動に及ぶので住民が自由に意見を言えない。

・・・なんだか、こんな状況では、まるで戦時中の日本です。

さらに、茅ヶ崎市は、自分たちで決めた自治基本条例を守っていく姿勢もないのでしょうか?

「134号線沿線活性化の有識者会議」「円卓会議」など市のHPにも公表されない、条例に違反して設置された会議が、次々と作られています。しかも、議員は問題として取り上げません。

茅ヶ崎市には、ひと皮むけば、戦時中の社会のような空気感や、威圧的な土壌が今も根強く残っているようです。
 

〈市長・副市長・部長の発言について〉

ところで、住民が発言していた質問の内容は以下になります。

意見交換会の議長(市職員)が発言を止めた訳でもないのに、自民党議員が止めたのです。

「広域避難場所の存続」にかかわる茅ヶ崎住民なら、問いただしたい質問ではないでしょうか? 

昨年8月18日の全員協議会で、「茅ヶ崎ゴルフ場の県有地を、市が買い取るかどうか」の議員の質疑にたいして、副市長が「茅ヶ崎ゴルフ場については、ましてや県から打診されたこともなく、軽々な発言はできない。」と答えているのですが、実は県からの打診は、市は5月30日に書面で受け取っています。


そして、6月18日に「本市が買い取る意向はありません」という書面を県に送っています。市長名で、担当課から県知事あてです。


全員協議会は8月18日も含めて3回目ですが、「県から打診があり回答書を出したこと」は、全員協議会に報告されていません。


この書面をチェックしたはずの市長、副市長、担当部長の3名が『打診はない』との報告を行っているのです。


さらに不思議なのは、担当課は「全員協議会に報告している」と言うのです。報告があったのなら当時の議長(広瀬議員)は、担当課から報告されていた情報をどうしたのでしょうか・・・? 

このあたりで、「議事進行!」のストップがかかりました。議員さんによると、この質問は「中傷」なのだそうです。

ストップがかかったので、市からの回答はないままです。