小学3年生から議員への手紙

これは、「私は選挙権がないので、お手紙を書いてきました。がんばってください」と、小学3年生が茅ヶ崎市議会議員へ手渡した手紙です。


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**さんへ 

私は**に住んでいる、小3です。 

**さんにお願いがあります。 
それは、ゴルフ場をなくさないように 
がんばってください。 

理由は、 

1.緑がなくなること。自然がなくなってしまうこと 

2.地しんがおきて、つ波が来たときにゴルフ場の木がなかったら心配だから 

3.火災が起きたときににげる場所がなくなる。 

4.茅ヶ崎の海がわにはたくさんの集まれる、ひなん場所が少ないから。 
 
何年たっても安心してくらせる茅ヶ崎をがんばってつくってください。 

私は茅ヶ崎が大好きなのでおうえんしています。 


茅ヶ崎は県で最大の延焼火災地域

平成21年3月に神奈川県が発表した地震被害想定 

南関東地震が冬の18時に発生した場合、茅ヶ崎市では出火件数37件、焼失棟数 21780棟となり、市域全体の 33%の建物が焼失、死傷者のほとんどが火災に起因することが予想され、他市町と比較し、火災による被害が特筆して高い。 


このように、茅ヶ崎市は警告されているにもかかわらず、住民に周知されなかったのは、市の「情報共有」の姿勢に問題があったからと言えます。 

茅ヶ崎には JRの南側(海岸側)に10671棟と 9241棟の二つの巨大クラスターがあり、県内最大規模と知っている住民は、とても少なかったのです。

狭い路地や行き止まりが入り組み、住宅がびっしりと密集した茅ヶ崎市。ひとたび火災延焼が起きて、さらに強風が吹けば、被害は甚大なものとなります。 

延焼火災では、小中学校の校庭=避難所では、火災の熱から身を守れません。もっと広いスペースの「広域避難場所」が必要になります。 

なぜ、開発するのか? それが理解できない

「茅ヶ崎ゴルフ場」は市民6万人の広域避難場所で、6割が県有地です。

なぜ、広域避難場所を、県・市・茅ヶ崎共同は開発するのでしょう?

そもそも、この甚大な被害想定を出しているのは県なのです。

ここは海岸側に最後に残された、広いスペースなのに、このスペースを失ったら・・・子どもたち、高齢者、どこに逃げ込めばよいのでしょう。

茅ヶ崎ゴルフ場は、密集地に奇跡的に残った「広域避難場所」です。

加えて、ペット避難も切実な問題です。茅ヶ崎市はペットを飼っている人も多く、犬の登録数だけで1万5千頭。猫や未登録犬もいれると3万頭になるでしょう。

震災時のペット避難は、切実な問題になります。

ペットを見捨てて避難できないし、避難所には収容しきれない・・・

茅ヶ崎ゴルフ場の広大な芝生は、火災延焼時に相当な数のペットも収容できると思います。何よりも、もともと天然の芝生なので、避難用テントも張れるし、ペットの糞などの世話もやりやすい、人にもペットにもストレスのない場所です。

海岸側の住宅密集地に、このようなレスキュー場所が残っているのは、奇跡的と思いませんか?