初めてのスナッグ・ゴルフに挑戦
2016年3月30日(水)
市民6万人の広域避難場所となっている「茅ヶ崎ゴルフ場」で「春休みだ!子供たち集まれ!初めてのゴルフに挑戦プログラム」が開催されました。
まったくゴルフは初心者のキッズから、すでにゴルフを始めているジュニアまで30名以上が集まりました。
何と、PGTAライセンスをもった女子プロゴルファーがボランティア参加!
スナッグ・ゴルフを中心に、子どもたちを指導してくださいました!
スナッグ・ゴルフのクラブとボール
スナッグ・ゴルフとは?
スナッグ(SNAG)の意味は、Starting New At Golf(ゴルフを始めるために)の頭文字。
「やさしく」「正確に」「どこでも」「だれでも」ゴルフの基本を学べるように、元PGAプロゴルファーが6年の歳月を費やして開発しました。
子ども用のゴルフ用具とはいえ、ゴルフの基本技術であるフルショット・ピッチショット・チップショット・パッティング、コースプレイまでを本格的に習得できる工夫が施されています。
ボールはテニスボールよりも小さいサイズの柔らかいボール。
フルショットすると、けっこうな迫力で飛びます! 親子でプレーすると大人の方がハマっていたりします。
まず、クラブの握り方を教わって・・
さっそく打ってみよう!
スナッグはゴルフの基本を学ぶために開発されているので、ティーショットを打ち、アプローチをして、パットをする風景は「ゴルフ」そのもの。
そして、子どもから高齢者まで、親子で、あるいは祖父母と孫など3世代が、ゴルフはまったく未経験でも、気軽に安全にプレイできるのが、スナッグです。
〈ボランティアの女子プロが指導〉
この日は、PGTAの女子プロの方々が子どもたちのために集まって、熱心に指導してくれました。
すでにゴルフを始めている子どもたちへは、プロが付き添いアプローチショット、バンカーショット、パッティングなど多彩な内容です。
上の写真は目土袋の砂を、芝をけずった部分に入れているところ。
ゴルフの基本の「マナーやエチケット」も学びます。
長距離を移動してゴルフ場に行かなくても、海岸沿いの住宅街にある「茅ヶ崎ゴルフ場」では日常生活のなかで、子どもたちは芝生とみどりのゴルフを経験できます。
・・・と、そこへ突然現れた、ゴルフ場にまったく似合わない異様な一団!
なんと、県が茅ヶ崎ゴルフ場利活用の事業者募集をするための「現地見学会」が、同じ日の、同じ時刻に行われていたのでした。
まるで、黒雲のようなかたまりが、背広と革靴でカート道ををゾロゾロと歩いていきます。
そして、夕方になって・・.
プレーを全身で楽しむ子どもたちと、その「現地見学会」の黒い隊列の一団が、ちょうどコース上ですれ違ったのです。
その光景は、まさに色彩からして明と暗、みどりの創造と破壊、未来への希望と暗い雲のよう・・・映画のワンシーンを見るようなシュールさでした。
何よりも、茅ヶ崎ゴルフ場が、いま目の前でプレーしている子どもたちの命を守る「広域避難場所」であることを、事業者たちは理解しているんでしょうか?
まるで、そんなことに構わず、応募している事業者もいると聞きます。
事業開発により、広域避難場所が確保できなくなった場合に・・・未来の世代まで、大規模な火災延焼を抱える場所で生活する住民への責任を、事業者は請け負えるんでしょうか?
この光景をとても印象的に感じた住人は多かったようです。
茅ヶ崎ゴルフ場を「広域避難場所として」「みどりの空間として」、後世に残して欲しいという周辺住民の意見は、アンケート、パブコメ、意見交換会などでも明らかです。
★そして、開発のために「広域避難場所」の数字まで変えている県
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