来て、見て、体験! みどりの広域避難場所
2016年 3月27日(日)・28日(月)
茅ヶ崎ゴルフ場(広域避難場所)で「お散歩」イベントがありました。
じっさいに茅ヶ崎ゴルフ場に入って、広大な緑を歩いてもらうことで、ゴルフ場の「広域避難場所」としての存在や「みどりの保存の大切さ」を感じてほしい!というイベントです。
今回はお天気にも恵まれて、日曜日はたくさんの方にご参加いただきました。
茅ヶ崎ゴルフ場クラブハウスに集合して、ゴルフ場の芝生を散歩。
来て、見て、歩いて!
体験してもらった方は、広大な緑と松林の気持ちのよさに驚きます。
茅ヶ崎ゴルフ場の利休梅
利休梅が、ちょうど咲いています。
50年の歴史があるゴルフ場なので、樹木も古ずんで見ごたえあります。
「これだけの庭や、芝生をゼロから作るとしたら、いったいいくらかかるの?」
との声もありました。
「これを掘り返して、壊したら本当にもったいない」と、皆さん言います。
とにかく見に来て欲しい。この堂々とした松
海からの強風にさらされて耐えて育った松は、枝も幹もねじれてます。
だからこそ津波にも強い。
他市には、こういった「自然のアート」に計算できない価値を見いだしている自治体もあります。
女子プロも絶賛!
PGTAの女子プロは、茅ヶ崎ゴルフ場の何がすごいって、
「ゴルフ場が山の中にあるのは珍しくないけど、住宅街の中にあるのがすごい」と言います。
茅ヶ崎ゴルフ場の来場者数は、驚くほど多いのをご存知ですか?
名匠、上田治さんの設計で、自然の砂丘を活かして作った、海風の影響も受ける戦略的なコース。県外にも人気があります。
それから、何より学校が終わってから、ジュニアがコースをまわれるゴルフ場などめったにない。住宅街にあるからこそ、ジュニアプレーヤーを育てるモデルケースになり得る、価値あるゴルフ場です。
しかも住民の命を守る「広域避難場所」で、みどりと生態系を維持し、ヒートアイランドから地域を防いでいるのです。
何ともけなげな、働き者の芝生と樹木たちです。
イギリスの伝統あるトーナメント、全英オープン。
数々の伝説的なプレーヤーが優勝を競う、そんな有名ゴルフコースでも、週末は公園として市民に開放しています。
茅ヶ崎ゴルフ場も、市民や周辺住民に広大なみどりを解放できるゴルフ場を目指してほしい!
みどりの広域避難場所
延焼火災では、炎から300m離れないと命が危険にさらされる場合もあるほどです。
県で最大のクラスター延焼火災地域の茅ヶ崎市、この広さの広域避難場所を大規模な開発で失うことは、市民の命を守れないことになります。
グリーンの水まき。この水は雨水です。
芝生はまだ茶色ですが、夏場は一面のみどり。
子どもは、はだしで走りまわり、水鉄砲で遊んだりできます。
夏のイベントもお楽しみに!
茅ヶ崎ゴルフ場の今後は?
5月 神奈川県が事業提案の募集開始
6月 事業者のプレゼンテーションとヒアリング
7月 優先交渉権を決定し、8月に基本協定の締結
と発表しています。(県・2月19日)
しかし、募集要項の内容には
*延焼火災からの避難空間として、約6万人分の広域避難場所を確保する(最低6万㎡)
*建物の敷地面積に対する緑化率は25%以上確保
*4万㎡以上の公園用地を確保
*津波からの一時避難タワーの整備(1千㎡以上)
などが織り込まれていますが、
実はこの募集要綱には隠された問題が沢山あります。
これらを、ひとつひとつ検証し、住人の命と財産を守りましょう!