「ゴルフ場の利活用について」紙きれ一枚の報告

茅ヶ崎ゴルフ場の今後について、市長の回答は以下になります。

*市営の公園は財政上の問題でありえない

*県営公園もありえない
(原則、県営公園は市にひとつ。すでに里山公園があるため。)

*市は跡地を買い取らない


昨年8月の議会では、「なるべくやわらかい段階で住民の意見を聞く」と市長は答弁してましたが、半年たった1月になっても、いまだ市民の意見を聞く場は持たれていません。

住民に情報は伝えられず、意見を聞かない半年の間、市長、副市長などは、ホノルル姉妹都市提携のために、ホノルル行きを13回繰り返していました。

ごく一部の議員以外は何も追求せずに、この状態を放置しています。

そして、いきなり、こんな紙切れ一枚の報告書が住民に渡されました。


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住民への情報なしで決められていた!

平成27年1月19日

「住民・市民と情報を共有する」という姿勢を持たないまま、いきなり「ゴルフ場の利活用について」という行政からの報告が全員協議会(議会)でありました。

報告とは、すでに決まっていることを説明することです。


これから公募で民間事業者のアイデアを募集し、
神奈川県、茅ヶ崎市、茅ヶ崎協同(株)の3者で「土地利用に関する基本方針」を策定する。


その後、業者選定して、工事開始は3年後の平成30年度から。用途は地域を活性化する事業、ゴルフ場でも良いが賃料の減免なし。

「にぎわい・交流、安全・防災、みどり・環境保全、健康増進の機能確保に配慮した事業。なお、ゴルフ場の継続の提案も含む。」 

驚いたことに、このようなことが既に決まっていました。

市民に公開したのは、こんな単純な文面の紙ぺら一枚です。


こちらを参照(茅ヶ崎市HP) 
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/011/377/270119zenkyoushiryou05.pdf

住民の生命と環境は?

そして、現地での事業者への説明会では、市民は閉め出されました。

事業者からは「転売」「転売」という言葉が、さかんに出ていた、ということ。

茅ヶ崎市長は、「そのままゴルフ場の存続を望み応援する」と市民の前で公言していましたが、住民には情報を伝えずに、住民の意見を聞く場も開かずに、すでに3者の話し合いで決めていたのです。 


では、8万人の「広域避難場所」をこの後どうするのでしょうか?

そういった重要なことには、言及していないし、安全性へのシュミレーションさえ、出されていません。

また、茅ヶ崎ゴルフ場は「茅ヶ崎市のみどりの基本計画」の「みどりの保全配慮地域」に、みどりと景観の保全を図る「なぎさ緑化域」に指定してされています。

開発は、みどりを保全するという実行にも反することになります。