9/25「茅ヶ崎ゴルフ場利活用事業」の優先交渉権者が決定 

用途地域の変更を伴う提案

令和元年9月25日 

茅ヶ崎ゴルフ場利活用事業の優先交渉権者を選定したという神奈川県の記者発表がありました。

《優先交渉権者》
代表法人:(株)ゴルフダイジェスト・オンライン
構 成 員:亀井工業ホールディングス(株)、NPO法人 湘南ベルマーレスポーツクラブ


事業の詳細は未定ですが、
• ゴルフパーク、ホテル、にぎわい交流・オフィスなどのリゾートエリア
• ローカルファーストを基本にした茅ヶ崎のランドマークの創造 

などが事業コンセプトなので、ホテルやSPA的な温泉施設、ベルマーレ関連の施設なども予想される。

ゴルフ場は9ホールのまま残すということだが、周辺住民にとって非常に大きな影響が出るのは、今回の事業者提案が「用途地域の変更」を要求していること。

さらに、事業者(亀井工業ホールディングス)は県有地の一部を買い取る予定。


事業者を選定評価した委員会は「用途地域の変更を伴う提案であり、周辺住民に対する丁寧な情報提供が必要となる。」という意見を付しているが、住民にとっては丁寧な情報提供で済むような問題ではない。

県のHPには、用途地域を「第二種住居地域」に変更する場合の売却参考価格が公表されている。おそらく現在の「第一種低層住居専用地域」から、「第二種住居地域」への変更が予想される。

「第一種低層住居専用地域」は、低層住宅の良好な住環境を守るための地域。
2階建て程度の戸建て住宅・アパート主体の住宅地で、コンビニも建てられない。日常生活のための地域であり、「第一種低層住居専用地域」だから家を購入した住民がほとんどだ。

それが「第二種住居地域」に変更されると、「住居」とついているが郊外の駅前のように雑多な環境になる。10000m²までの店舗・事務所や、大規模マンション、ホテル、病院、パチンコ屋などが建てられる。スーパー銭湯も可能だろう。


不透明な今後のスケジュール

令和元年10月に説明会とあるが、その後のスケジュールが住民には分からず不安が広がっている。

特に、用途地域の変更について住民との話し合いが未定でありながら、令和2年3月には土地売買契約及び土地賃貸借契約の締結が予定されている。

はじめから用途地域変更ありきで、計画が進められているのではないか?



平成31年3月29日に事業者募集要項を公表し、茅ヶ崎ゴルフ場利活用事業を実施する事業者を募集したところ、3事業者から提案がありました。このたび、提案内容等について厳正な審査を行い、次のとおり優先交渉権者を選定しましたので、お知らせします。

茅ヶ崎ゴルフ場利活用事業に係る優先交渉権者の選定について 

www.pref.kanagawa.jp

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