朝日・毎日・神奈川・読売 住民の声は「白紙撤回」
9月6日(浜須賀会館)、10日(市役所)に開かれた「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用」についての住民説明会。
8日の朝日新聞で、茅ヶ崎『白紙撤回すべきだ』の声、という見出しで報道されたのをはじめ、11日には毎日新聞が「白紙求める意見続出」、神奈川新聞も「開発 白紙撤回を」と掲載。
読売新聞は「地元の声を無視して計画が進められるのは納得できない」と各紙とも、説明会で計画の白紙を望む住民の声が圧倒的だった様子を報じました。
新聞報道にのった住民の声は、以下のとおりです。
9/11 神奈川新聞 開発「白紙撤回を」
緑地の減少や住環境の悪化、工事期間中の騒音など、住民側から開発への懸念の声が噴出。
「白紙撤回を求める」との意見には大きな拍手が沸き起こった。
ゴルフ場が広域避難場所に指定されていることから地元の関心も高く、説明会には住民約100人が参加。
(9/11 神奈川)
★「『防災や緑の観点からゴルフ場を残してもらいたい』『困る施設は住宅や商業施設だ』と声を上げてきたが、今回の提案は見事に裏切られている。白紙撤回してもらいたい」
★「情報公開を巡る県と市の姿勢が不十分」
★「県議会の議論も非常に生ぬるく、これだけ反対が上がっていることをきっちり議員にも伝えてほしい」
★「この説明会の議事録を知事や市長、各社長にしっかり見せてほしい」
★神奈川新聞 記事はこちらから読めます
www.kanaloco.jp
9/11 毎日新聞 白紙求める意見続出
ゴルフ場用地の約6割を所有する県などは、優先交渉権者に東急電鉄と電通グループを選んだが、宿泊、商業施設などが計画され、住民からはゴルフ場のみどりを残して計画を白紙撤回するよう求める意見が大勢を占めた。
ゴルフ場周辺は住宅密集地のため、大規模な火災時などの広域避難場所になっている。県などが「約6万人の広域避難場所確保」などを条件として跡地利用について募集すると、6社が応募。
「広域避難場所や津波避難場所の機能確保の根拠や考え方がしっかりしている」などの理由で東急電鉄と電通グループが優先交渉権者に決まった。宿泊施設、商業施設、集合住宅、公園などが計画されている。
10日、市役所で開かれた住民説明会には約100人が出席。
★「周辺住民の安全を無視した計画」
★「緑のある自然環境を守って」など、計画の白紙撤回を求める意見が続出した。
★広域避難場所に、ゴルフ場と隣接する国道沿いの防砂林を含めるかについての質問も集中したが、明確な答えはなかった。
(9/11 毎日新聞より)
★茅ヶ崎ゴルフ場跡に商業施設、白紙求める意見続出 住民説明会
9/11 読売「地元の声を無視した計画」
JR東海道線とゴルフ場のあいだには住宅が密集し、大地震などで火災が発生した場合、延焼する危険性がある「延焼運命共同体(クラスター)とされる。
茅ヶ崎市はゴルフ場を広域避難場所に指定しており、県はゴルフ場の跡地利用にあたり、大規模火災時の避難人口を6万人と想定し、避難空間は12万㎡を条件とした。
東急電鉄・電通グループは、ゴルフ場内と国道134号線沿いの砂防林と合わせて広域避難場所を確保するとしている。
6、10日には住民説明会が開かれ、住民側から
★「『ゴルフ場を残してほしい』との地元の声を無視して計画が進められていくのは納得できない」
★「砂防林は草木が茂り、避難場所にはならない」など手厳しい意見が相次いだ。
(9/14 読売)
情報公開に大きな問題がある、住民は認めない
県・市は「ご意見を参考に計画を練っていく」としているが、住民側は
★パブコメ、意見交換会などで圧倒的多数だったのが「緑と静かな環境」「広域避難場所の維持」「ゴルフ場の存続」、反対にいらないとしたのが「宅地開発」「大型商業施設」。
どうしてこの住民の希望が反映されていない提案が優先権になるのか? これを認めること自体がおかしい。
★もともとが、みどりを残す、ゴルフ場提案を閉め出すような募集要綱、採点基準になっている。
★選定の過程がものすごく情報が不透明。情報公開に問題があり、我々は認めていないので、これで協定締結してもらっては困る。
★134号線の防砂林を広域避難場所に指定している。「広域避難場所の機能確保の根拠や考え方がしっかりしている」なら、どこがどうしっかりしているのか? 説明がない。
また、9月23日には、優先交渉権者である電通の不正取引のニュースがあり、ますます情報を信用できないという声が住民に広がっています。
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