総務常任委員会の視察
平成２８年８月１２日のことです。
県議員の総務常任委員会が茅ヶ崎ゴルフ場の視察に来るというので、わたしたち住民もゴルフ場へ行きました。
茅ヶ崎ゴルフ場が「広域避難場所」である場所で生活する市民として、県民税も支払う県民として、何らかの意見を県議員から伺えるものと思っていました。
茅ヶ崎を地元とする県議員は、佐藤光、日下景子、とうま明男の３名ですが、たびたびの書面での問い合わせを送っていますが、一度も返事が返ってきたことがありません。
タクシー・貸し切りバスで到着し、クラブハウスへ入る議員と職員
まず、記念撮影？
ゴルフコースに向かい、まずは集合写真の撮影。皆さん、遠足のように笑顔で楽しそうでした。
そんなに高くて大丈夫なのか？
その後、県議員はクラブハウスの２階に移動し、ラウンジからゴルフ場を眺めながら県の職員といくつかのやり取り。
議員「そんなに高くて大丈夫なのか？」
議員「大きな開発で街ができちゃうね」
職員「いや、それはまずいんです。みどりと広域避難場所のしばりがあります。」
議員「いちばん奥にホテル？ここ４年間ぐらいは、そのままにする可能性はある？」
議員「会員権はどうなっているのか？」
議員「固定資産税は上がるのか、下がるのか？」
職員「近隣の土地の価格は上がるから大丈夫です」
議員「今日、ゴルフ場優先交渉権者の発表がある」
職員「住人との話し合いは茅ヶ崎市がやります。」
・・・県議員はごく短い時間、ゴルフ場を眺めて、下に降りてきました。
「ここはトウマだよ、ハッ、ハッ、ハッ」という笑い声も
この後、どうするのか？と思っていましたが、あっというまにバスに乗り込みました。
ゴルフ場周囲の住宅街の状況を見るわけでもなく、住民との対話もなく、これで視察と称して帰ってしまうのかと、アゼンとする私たち住民。
議員は誰ひとりとして取り合う気もなくバスに乗り込み、その後は姿を見せようともしませんでした。
わずか１０分ほど滞在の視察
私たち住民は、やむなく県の職員に、資料を手渡しました。
住民会議・広域避難場所を守る会・市民オンブズマン・自治会などで、県会議員たちに現状を伝えられる機会かと思いましたが、バスで到着し、写真を撮り、５分ほど外を眺めて帰るのが県議員の視察とは驚きます。
手渡した資料は「みどりと命を守る住民会議」から県議員の議事録や、茅ヶ崎ゴルフ場での住民参加イベント、都市防災の専門家からの意見書、茅ヶ崎ゴルフ場の現状と問題点、阪神淡路大震災での火災現場など。
★資料を渡し、必ず議員が受け取ったという連絡を要望しました。
★県議員１３名と、住民の意見交換会を要望しました。
事業者発表の当日に視察
しかも、１３名の県議員は、事業者の優先交渉権者の発表当日に視察に来ました。
事業者案では、１３４号線の海岸側の防砂林が「広域避難場所」に指定されていました。
県議員の皆さまには、半袖・短パンで来てもらい、防砂林のヤブの中に入って半日ほど滞在してもらいましょう。
砂浜に接して、津波にさらわれるリスクの最も高い場所です。
茅ヶ崎市民は、そこに入るよう指定されたのです。
入りたくないとは言えないでしょうから。
★現在の《総務常任委員会》は以下の１３名です。
〈委員長〉小島健一 自民党（横浜市青葉区）
〈副委員長〉曽我部久美子 かながわ民進党（戸塚区）
〈委員〉
石川 巧 自民党（三浦市）
高橋栄一郎 自民党（保土ヶ谷区）
国松 誠 自民党（藤沢市）
土井りゅうすけ 自民党（川崎市多摩区）
松田良昭 自民党（戸塚区）
石川裕憲 かながわ民進党（川崎市麻生区）
さとう知一 かながわ民進党（厚木市）
長友よしひろ かながわ民進党（相模原市緑区）
小野寺慎一郎 公明党（横浜市旭区）
馬場学郎 県政会（愛川町・清川村）
赤野たかし 県進会（横浜市青葉区）
★しかし、前回の《総務常任委員会》のメンバーによる、県の財産経営課との話の内容には、問題点と疑問点が多く、その議事録は公開されています。
〈委員長〉杉本 透 自民党（足柄上）
〈副委員長〉山口ゆう子 かながわ民進党（横浜市都筑区）
〈委員〉
市川和広 自民党（藤沢市）
山口貴裕 自民党（厚木市）
柳下 剛 自民党（横浜市緑区）
嶋村ただし 自民党（横浜市港北区）
森 正明 自民党（平塚市） 現議長
松田良昭 自民党（戸塚区）
青山圭一 かながわ民進党（川崎市多摩区）
長友よしひろ かながわ民進党（相模原市緑区）
齋藤健夫 かながわ民進党（藤沢市）
小野寺慎一郎 公明党 （横浜市旭区）
赤野たかし 県進会（横浜市青葉区）
