茅ヶ崎 市議会議員28名中、23名返事なし! 地元県議は全滅!

住民から議員への命の質問書

「みどりと命の住民会議」では、神奈川県が主導して、茅ヶ崎ゴルフ場の開発が進められることにより、住民として命の危険性を感じています。

なぜなら、茅ヶ崎ゴルフ場は、大地震などに起因する火災から避難するための「広域避難場所」に指定されているからです。

茅ヶ崎市は木造住宅が密集しているため、大規模なクラスター・延焼火災が起きると想定されています。

防災上、火災からの「広域避難場所の確保」が重要な課題になっています。 

それにもかかわらず、茅ヶ崎市南部の数少ない「広域避難場所」である茅ヶ崎ゴルフ場が開発利用された場合・・・

避難するのに十分な面積が確保されなくなり、茅ヶ崎ゴルフ場の周辺に住む約6万人の住民の命が危険にさらされることになります。 

そこで、茅ヶ崎市の議員、県の地元議員の方々の見解を知りたいと思い、質問書を各議員へ届けました。 

「公開質問状」は、市役所6Fにある議員のメールボックスに入れました。

簡単で明瞭な質問内容となっています。

28名の議員ひとりひとりから、どのような内容の回答が返って来るのか、私たち住民は期待して待っていました。


ところが・・・


私たち住民の質問書にたいして、返答を送ってくれた議員は、 

茅ヶ崎市の議員全28名のうち、たったの4名、

地元の県議員については、ゼロという結果でした。
 

★質問の内容はこちら
chigasakigj-news.hatenablog.jp

回答のあった議員

わたしたちに返事を送ってくれたのは、以下の5名の市議会議員です。

*中野 幸雄 下寺尾 (日本共産党)
*山田 悦子 茅ヶ崎 (絆ちがさき)
*永田 輝樹 松林  (絆ちがさき)
*小川 裕暉 円蔵  (絆ちがさき)
*松島 幹子 浜須賀 (会派に属さない議員)
  

*共産党は、火災からの避難場所の確保を重要な問題と考え、茅ヶ崎ゴルフ場の利活用事業に反対、利活用事業により広域避難場所が半分程度になることは問題、としています。

市議員以外ではただ1人回答を送ってくれた、共産党のあさか由香・参議院選候補も同様です。

また、共産党は「昨年11月、茅ヶ崎ゴルフ場と浜須賀小学校8万8千人収容可能の広域避難場所を確保することを第一に考え、県、茅ヶ崎協同に強く要望する」としました。

12月の定例会では、「茅ヶ崎ゴルフ場の土地利用の考え方として、広域避難場所の収容人数8万8千人が確保されるのか? 市内の縁地面積を2018年度までに8.8%へ増加させる目標に対し、ゴルフ場のみどりが失われれば目標の達成が危ぷまれることを一般質問しました。今後も、住民要求との関わりで、総意に基づく対応を検討していく考えです。」と丁寧な回答を頂いています。


*絆ちがさきは、火災からの避難場所の確保を重要な問題と考え、利活用事業により広域避難場所が半分程度になることは問題、としていますが、茅ヶ崎ゴルフ場の利活用事業に賛成(事業内容による)という回答。事業内容に問題あれば、議会で取り上げるとしています。


*会派に属さない松島議員は、火災からの避難場所の確保を重要な問題と考え、茅ヶ崎ゴルフ場の利活用事業に反対、利活用事業により広域避難場所が半分程度になることは問題、としています。
また、議会では一般質問で取り上げるとの回答。


・・・しかし、私たち住民が失望し、たいへんがっかりしたこと。


それは、市議会議員28名中、わずか5名しか回答がなかったこともありますが、

茅ヶ崎ゴルフ場が「広域避難場所」として指定されている地域に住んでいる議員は7名いますが、そのうち6名も返事が来ていないことです。

つまり、クラスター地域として、ひとたび延焼火災が起きれば、私たち住民と「運命共同体」になるはずの議員からの返答が、わずか1名、あとは全滅で回答がなかったことです。

指定地域でありながら回答のなかった議員

*柾木 太郎 東海岸北2 (新湘風クラブ)
*水本 定弘 松浪2 (新湘風クラブ)
*広瀬 忠夫 緑が浜 (新湘風クラブ)
*加藤 大嗣 東海岸北3 (絆ちがさき)
*和田 清  東海岸北4 (市民自治の会)
*滝口 友美 旭が丘 (公明ちがさき)
 

f:id:Merimaa88:20160901014100j:plain

ホノルルとの交流には、何度も綿密な打ち合わせをして盛り上がる市議員ですが、このような住民からの公開質問状に答えられないのでは失望します。


また、茅ヶ崎市を地元とする県議員3名、佐藤光、日下景子、とうま明男議員についても、返事はありません。

また、公開質問状以外の問い合わせも無視されている状態です。とうま議員は選挙の公約で茅ヶ崎ゴルフ場を取り上げています。

選挙の時ばかり「お願いします」では、住民は失望を通り越し、無責任さに対して次回の選挙では投票しないという声もあがっています。