「広報ちがさき」は何を伝えたいのか分からない

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2017年12月1日号 広報ちがさき表紙より

市の情報を住民に伝えるメイン紙のはず・・

「広報ちがさき」は、毎月2回(1日・15日)茅ヶ崎市役所が発行している広報誌だ。

約8万9000部を発行していて、各自治会などを通して戸別に配布されていたり、市内の公民館やコミセンに置いてあるので、ほとんどの茅ヶ崎市の住民は目にしたことがあると思う。

さまざまな市政の情報を、住民に伝えるためには、この広報誌と市のHPがメインになっている。それだけ重要な情報伝達の役割を持っている。

ところが・・・

表紙が消防なのに、防災の記事はない

トップの写真は、2017年12月1日号「広報ちがさき」の表紙。

たいへん迫力のあるインパクトの強い写真で、「おっ、今回は防災の特集なんだ」と期待してページを開くと、防災の記事は何ものっていない。

あまりにも何ものっていないので、驚いてしまう。

表紙の下の方に、小さな字で「冬は火災が発生しやすいので気をつけましょう」という内容が、わずか7行あるだけで、担当は「予防課予防」となっている。

この広報誌としての表紙と内容の、あまりのつながりのなさは何なのだろう・・・?

いったい何を伝えたくて広報誌をレイアウトしているのだろう? と大変に疑問に思ったので、広報誌を作成している担当課に尋ねてみた。

「広域避難場所の見直し」の真っ最中のはずだが・・・

担当の秘書広報課は、表紙と内容の関連性はほとんど考えていないようだった。

この表紙の12月1日号が配られた時期は、40年ぶりとなる茅ヶ崎全市の『広域避難場所の見直し』が行われている真っ最中だった。

40年ぶりですよ。

ちょうど安室ちゃんが生まれた年ぐらいに、茅ヶ崎市の広域避難場所が指定されている。その時は、まだ麦畑や松林が広がるような光景の残っていた茅ヶ崎市も、空き地や公園のない住宅密集地に変貌して、震災時には県で最大の延焼火災が想定されるクラスター地域になった。

そして、安室ちゃんが40歳になって引退するまでの間、広域避難場所を含む茅ヶ崎市のまちづくりは見直されてこなかった・・・放置されてきたと言えるかもしれない。

茅ヶ崎市は市民一人当りの公園面積も県で最低に近い、特に南部はみどりと公園もとても少ない。景観への規制も甘く、住宅を建てる最低敷地面積の規制も甘い状態になっている。

40年ぶりに、広域避難場所の見直しのために、日本でも指折りの専門委員の先生を3名集めて検討した状況がどのようなものになったのか・・・?

そういったことは、広報誌に一行も書かれていない。


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お祭りやイベントが情報?

一見して「防災」と分かるインパクトのある写真を使っても、広報誌の担当者は、災害対策・防災計画・防災訓練や危機管理を担当する防災対策課に「何かのせたい記事はありますか?」と聞くこともなく、一方の防災対策課も、自ら広報紙を活用して、市民に広く知らせようとすることもないようだ。

広域避難場所の見直しの説明会も4回開かれたが、住民は30名ほどしか集まらなかった。専門委員の先生が「それしか来なかったの?」と思わず聞き返したほどだ。

結局のところ、税金を使って広報誌を発行しても、市民から「お祭りやイベントの記事ばっかり」「肝心なことがのっていない」と言われ続けている理由もよく分かる。

それとも、お祭りばかりのスカスカの内容で、市民のアタマの中もスカスカにしておこうという、市の作戦なんだろうか?


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広報ちがさき|茅ヶ崎市 


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