「44名しか来なかったのですか?」広域避難場所の見直しの説明会

説明会があること知ってましたか?

「44名しか来なかったのですか・・・?」

11月9日に行われた「第5回 防災・専門委員会議」で、委員が思わず聞き返した。

今現在、専門委員会議で40年ぶりとなる茅ヶ崎市の広域避難場所の見直しが行われている。

第1回目の委員会で、「説明会を一回開いて、その反応を見て、第5回、第6回の検討に市民の声を活かしていくということですか?」

そう委員に尋ねられて、市は「はい」と返事をしている。

説明会は必ず行うと市が約束していたもので、下記の日程で市民への説明会が開かれた。

ところが、合計4回の説明会に出席した市民は、わずか44名。(同じメンバーが繰り返し出席してるので、実質は30名ほど。)

広域避難場所の見直しと同時に、相模川の洪水と土砂災害マップの説明も行われたのに30名余りしか来なかった。

⇒2年後の2019年の台風19号、相模川に浸水のおそれが出て、初の警戒レベル4 避難勧告(緊急)が発令され、市民9千人近くが避難した、しかし、市が風水害の避難所マニュアルを作成していないのが露呈。


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市民安全部長は始めから説明するつもりない

そもそも、説明会があるって知ってましたか? 

市の仕事として30名余りの住民しか集められなかった、ということは、始めから集めるつもりないんですよね。

以前から「市は住民への周知方法がおかしい」と指摘されていますが、今回もおかしい。

地域の防災訓練を住民にやらせたい時は連絡するのに、こういう説明会に限って「自主防災組織」「防災リーダー」に連絡も回ってこない。

まちぢから協議会に説明すればすむのか?

さらに、市民安全部長が「まちぢから協議会に説明している」と答えている。

「まちぢから協議会」に説明するというのは、何を意味しているのか?

「地域の人、イコール自治会長などまちぢから委員に説明している」ということらしい。

しかし、部長が言っている「まちぢから委員」、それは地域の人ではあるけれど、地域を代表している人ではありませんよね。(「まちぢから協議会」は任意団体で、地域を代表する団体ではない。)

まちぢからは地域の代表権など持っていないし、地域への情報伝達義務を持った団体でもない。 

だから、まちぢから協議会の委員(役員)が、情報を地域の住民に伝えなければ、それきり。地域住民は、何も知ることもなく終るだけ。

茅ヶ崎市の「情報の共有」「情報の公開」は、市が責任を持って行わねばならないこと。

⇒「情報を地域に伝えるのも、伝えないのも、自治会の判断」と、まったくの責任のすり替えのようなこと言っているので、台風19号の市の対応に問題が山積みに露呈した。