11/2 「黒岩知事と対話の広場」茅ヶ崎ゴルフ場について知事に質問 

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「スポーツと健康長寿社会」というテーマ

平成28年11月2日(水)

平塚商工会議所で「黒岩知事との“対話の広場”」が開催されたので、茅ヶ崎ゴルフ場の周辺住民数名で参加しました。 

その10日ほど前、10月21日に、優先交渉権者として県から選定されていた東急電鉄・電通グループが辞退するという出来事がありました。

知事との対話のテーマは、「スポーツと健康長寿社会」

今回は「スポーツ」に焦点を当てて開催し、スポーツを通じた健康長寿社会の実現について、知事と一緒に考えてみませんか? という内容。

まさに「茅ヶ崎ゴルフ場」にぴったりのテーマではありませんか!

そこで、意見交換会で知事に質問をしてみました。


☆参加者8(茅ヶ崎市・女性)

私は、茅ヶ崎ゴルフ場のそばに住んでいますが、茅ヶ崎ゴルフ場は国道134号線のところにあって、湘南国際マラソンとか箱根駅伝のときに、松林がずっと続いていくところなんです。

このゴルフ場は、ゴルフ場としては稀なことに、茅ヶ崎の住宅街の中にありまして、50年間という歴史があって、6割が県有地になっています。

ゴルフ場の芝生を私たち住民に開放していただいていて、ウォーキングとかスナッグゴルフとか芝生でヨガをやったり、本当に今日のテーマと同じような、スポーツと健康長寿ということを与えてくれてるゴルフ場だったんですね。

ただ、このゴルフ場が、県によって開発されるという計画が出てしまいまして。それで、その計画を聞いた時、私たち住民は、本当に悲しくてがっかりしたんです。

というのは、こういった緑の美しい環境と、それから健康を与えてくれるゴルフ場を失ってしまうということのものすごい失望感で本当に悲しかったんですけれども、幸いにも、最近、その計画が白紙に戻りました。本当に嬉しかったです、それは。

ですので、もう一度そのような開発計画が出てしまった場合というのは、商業施設とかになってしまうのではなくて、今までのような美しい緑と私たち住民に健康と命の安全を守っていただけるこのスペースを残していただきたいと思っています。


★黒岩知事

ありがとうございます。

このことはご存知ない方もいらっしゃると思いますが、ある会社が経営していた茅ヶ崎ゴルフ場が経営難に陥ったんです。県も貸付料の減額をしていたんですが、とても立ちいかないという形になりました。今、県の財政もすごく厳しいんですね。来年度の予算を組もうと思っても、650億円も足りないという状態で、県が破綻直前というくらい、本当は厳しいんですね。

ですから、ゴルフ場を今のまま維持することはできない中、じゃあそこの部分をどうするかという話ですね。

広大な敷地ですから、そこの緑を全部つぶしてしまうとかいうことは全然考えていないんです。やはり県としては、どうすればそこが新たなコンセプトによって素晴らしい場所になり得るかということを考えているんです。

いろいろな形でのご要望もありますから、今、おっしゃったような、緑の環境があって、自分たちの健康を維持するためにいろいろな運動ができるような、そういう場であってほしいということもあるし、せっかくそれだけ広い土地があるので、賑わいの拠点にもしたい。そこから何か新たな活力が出てくるようなことがあっても良いじゃないか。いろいろな条件がある。

しかも、防災という観点もありますからね。茅ヶ崎市は人口密集地がありますから、そこでいざ火事が起きたときは、そのゴルフ場に避難できるという話もありますが、一方では、津波対策ということを考えるならば、あそこの土地は低いですから。あまり低いところにある土地というのは、果して津波に対する防災としては大丈夫なのか、というような角度もあります。そこで、いろいろな住民の皆さんの要望も踏まえ、条件の見直し作業を、今、進めている。

たまたま、一回選ばれたところが、ちょっとまだ準備が十分ではなかったという理由で辞退されたということで、今、白紙には戻っているんですが、やはりあそこはそういう形で、皆さんの合意が取れるような形で、何か新しい活力が出るような場所にしていきたいというのが、県の基本的な方向性ではあります。

知事の回答への感想

知事の回答は「スポーツと健康長寿社会」というテーマを推進していく姿勢とは、は大きな矛盾を感じるものでした。

ゴルフそれ自体も、ゴルフ場のスペースを解放してもらってのアクティビティも、スポーツではないのでしょうか?

知事の回答は、その部分に重点があるように思えません。
 
県有地であるゴルフ場を、「スポーツと健康長寿」を与えてくれてる場所として活用していくよりも、財政難を理由にして、県民(市民)の命の尊重よりも、お金が優先、事業開発が優先という、知事の姿勢を感じる回答です。

知事は、ゴルフ場が津波への防災としてどうなのか?と発言してます。

しかし、事業提案では、東急電鉄・電通グループが134号線の海岸沿いの「砂防林」を市民の広域避難場所に指定。そのアイデアを「たいへんよく考えられている」として選定したのは県です。

砂防林は、散歩の犬でさえいやがって入らないような、うっそうとしたヤブです。知事も一度そこに入られてみたらいいと思いますよ。

黒岩知事は、東日本大震災の直後に、知事に立候補した理由をこう語っています。

「自分はジャーナリズムの人間として「いのち」っていうことにこだわって、しかも救急医療っていう問題が原点だった。たとえば ”災害救急医療”。これも救急医療の、ひとつのジャンルだったんですね。ずっと自分が抱えてきたテーマがあって、震災があったこの時、知事にっていう声がかかっていることに、運命的なものを感じました。」

「いのち」にこだわる知事にとっては、県民(市民)の「いのち」の優先よりも、実は、お金と開発の方が優先だったようです。


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